小川 欣一

見えない裏側から、顔だけで暮らせる毎日を支える。

エンジニア

プロダクト開発部

小川 欣一

2022年10月入社(中途)

  • 自分の設計が、街の暮らしにつながる。FreeiDの中核をつくる面白さ。

Profile

フリーランスのエンジニアとしてDXYZの開発に関わったのち、2022年10月に入社。大手不動産会社と進めた顔認証の連携プロジェクトでリーダーを務め、現在はFreeiDの中心となる「本人確認・認証の仕組み」の設計・開発を担当。

外から関わるだけでなく、ものづくりの中心へ

── DXYZへの入社を決めた理由を教えてください。

フリーランスとして活動していた頃、業務委託でDXYZの開発に関わる機会がありました。そのなかで、FreeiDや会社が目指す世界観の大きさに惹かれたんです。

顔認証を軸に、鍵や身分証、支払いなど、日常のさまざまな場面を変えていく。構想のスケールに加え、プロジェクトの進み方や、技術的な判断のスピード感にも魅力を感じていました。

次第に、外から関わるだけでなく、自分自身がものづくりの中心に入りたいと思うようになりました。一つの技術が社会の仕組みを変えていく過程に、当事者として関わりたい。それが入社の決め手です。

── 入社後は、どのような経験をしてきましたか。

大手不動産会社が提供する「一つのIDでさまざまな施設を使えるサービス」に、顔認証を組み込むプロジェクトでリーダーを担当しました。要望のすり合わせから設計・開発、関係者との調整まで携わり、試験導入から施設のオープンまで見届けることができました。

技術をつくるだけでなく、事業として形にする流れを経験できたことは、今の仕事の土台になっています。開発以外にも採用面接などを任せてもらい、想像以上に視野が広がりました。任せてもらえる幅の大きさは、DXYZならではだと思います。

一つの仕組みで、さまざまなサービスを支える

── 現在担当している開発について、わかりやすく教えてください。

FreeiDは、鍵・身分証・お財布などを顔ひとつにまとめ、一度の顔登録で入館・本人確認・支払いができる仕組みです。私はその中心にある、「本人かどうかを確かめ、どのサービスを使ってよいかを判断する仕組み」の設計と開発を担当しています。

利用者から見えるのは、「顔で扉が開く」「顔でログインできる」というシンプルな体験です。その裏側では、誰がどのサービスを使えて、どこまでの情報を渡してよいかを、安全にコントロールしています。便利さと安全性の両方を支える、大切な役割です。

── FreeiDの開発ならではの面白さは何ですか。

一つの仕組みが、マンションやオフィス、外部のサービスなど、さまざまな場所の土台になることです。だからこそ、目の前の機能だけでなく、お客様の業務や、これから広がっていくサービスまで見すえて設計します。特定のサービスに頼りすぎない設計や、共通で使える機能の整理など、プロダクトの根幹を任されていることにやりがいを感じています。

また、要望をそのまま形にするのではなく、「本当は何を解決したいのか」まで確認するようにしています。外部サービスとの連携では、将来の変更にも対応しやすい設計を自分から提案し、採用されました。技術の立場から事業に提案できるのも、この環境の魅力です。

「迷わず使える」体験を、自分の手で

── 特に手応えを感じた開発を教えてください。

FreeiDアプリのリニューアルで取り組んだ、会員登録の改善です。顔の撮影から登録完了までを、より迷わずスムーズに進められるよう、画面の見せ方や操作の流れを見直しました。

操作の手順を減らす案もありましたが、撮影は一度でうまくいくとは限りません。簡単さだけを優先せず、撮影のガイドや確認画面など、確実に登録できるための手順はあえて残しました。

リリース後、迷わず登録を完了できる方が増えたのを見て、自分の設計が「顔だけで暮らせる体験」の入り口を支えているんだと実感しました。普段は裏側をつくることが多いからこそ、利用者の変化を感じられたのは、とても印象に残っています。

── 毎日の暮らしを支えるサービスとして、大切にしていることは何ですか。

顔の情報や個人情報を扱うので、安全を守るための対策を一つひとつ丁寧に積み重ねることです。あわせて、新しい機能を届けながら、すでに使われているサービスを安定して動かし続けることも大切にしています。

新機能の開発だけでなく、今あるアプリを支える取り組みにも、同じように力を注いでいます。そうした積み重ねが、利用者の皆さんの「安心して使える」につながっていると感じています。

技術も意思決定も、自分の力で前に進める

── 開発チームの雰囲気や、成長できる点を教えてください。

リモート中心ですが、オンライン上の仮想オフィスで気軽に話しかけたり、相談したりできます。月に一度の技術討論会では、興味のある技術や課題を持ち寄り、立場や経験年数に関係なく意見を交わしています。

画面まわり(フロントエンド)からサーバー側(バックエンド)、システムの土台(インフラ)まで幅広く関われるほか、使う技術の選定や、システム全体の設計に携わるチャンスもあります。技術力だけでなく、自分の判断を説明し、周りと合意しながら進める力も身についてきました。
育児と両立しながら柔軟に働けているのもありがたいですね。

── これから実現したいことと、未来の仲間へのメッセージをお願いします。

入館や本人確認を入り口に、買い物や施設の利用まで、一つの仕組みで暮らしをつなげていきたいです。サービスごとにバラバラではなく、街全体で一貫した体験をつくることを意識しています。

仕様が決まりきっていなくても、自分で情報を集め、仮説を立てて形にする。動くものをつくるだけでなく、メンテナンスのしやすさや拡張性、使う人の体験まで考える。そんな開発を楽しめる方には、挑戦の機会がたくさんある環境です。

自分の技術で、街の機能をアップデートしていく。その面白さを、ぜひ一緒に味わってほしいです。